2010/12/16

まだまだ聞きなれない特殊清掃について。

「特殊清掃業とは、清掃業の一形態である。
事件現場清掃業等とも呼ばれる。
事件、事故、自殺等の現場の特殊な清掃業務を指す。」

アパートなどで全てを空にしてお部屋を空け渡す場合、
まずは遺品整理からです。

通帳や印鑑など大事なものを残し、
プライバシーを守りながら不要なものを全て撤去します。

身に着けていたものや大事にされていたもの、お人形などはご供養させていただきます。
他、ご依頼主様のご要望どおりに。

空になったところで床に付着している血痕の除去をします。

まずはルミテスターで血痕の常在菌数を測定。

この時の清掃前の数値は1747でした。

それだけ菌が存在することを指します。
非常に高い数値です。

手術室でも使用される薬剤を使用し、
繰り返しふき取ります。

菌、特に血液に反応して白く浮き出ます。

清掃後の数値は105になりました。

これを見逃しがないよう数箇所測定します。

例えば、食品製造工場で働く方々が
手を洗った時の作業上安全な数値が150です。

いかに安全な数値まで菌が除去されたか
ということが一目で分かります。

この装置は数値を改ざんできないようになっています。

こういった現場では、清掃後に工事に入られる内装屋さんなどが
後で感染症にかからないよう、感染症対策に必要なMFAbbpという資格を取得する
スタッフが必ず同行し、後の感染症までを防ぎ、安全な作業になるよう徹底的に指示します。

今回も無事に作業が終わりました。

このように安全面においては
通常のハウスクリーニングとは大きく異なります。

もしもの時は、ご相談下さい。